こんにちは。ミタロウです。
今日はWordPressサイトのフッターにあるコピーライトを変更する方法を解説します。
(HTMLのサイトでも、同じ方法でコピーライトを変更出来ます。)
WordPressで使用するテーマ、テンプレートによってはフッターにあるコピーライトが自分のサイト名ではない事もありますよね?
こういった場合、自分でコードの編集をしてコピーライトを変更する必要があります。
タグやコードの編集をした事がある方からすれば余裕の内容ですが、初心者の方、タグやコードの編集をした事が無い方からすると、何をどうしたらいいか分からず、とても難しく感じると思います。
順を追ってやっていけば必ず出来るので、ビビらずに挑戦してみて下さい。
WordPressでフッターのコピーライトを変更する方法
フッターのコピーライトを変更するには先ほども言ったように、自分でコードを編集する必要があります。
テーマが子テーマでない場合、テーマを更新・アップデートすると、折角編集したコードやカスタマイズが元に戻ってしまいますので、また同じ編集をし直さなくてはなりません。
コピーライトだけならまだしも、他にもカスタマイズしていく事を考えたら絶対に子テーマで編集、運営するべきだと思います。
子テーマの場合、テーマの名前に「Child」が含まれていたり、WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」でテーマの詳細をクリックした画面に【これは〜の子テーマです。】と記載されていると思います。
テーマによってあらかじめ子テーマが用意されている場合もありますが、ない場合は自分で用意しなくてはいけません。
子テーマを自分で作れれば、コピーライトの変更編集は余裕ですよ。
子テーマがない方はこちらの記事を参考に作ってみて下さい。
・まずは、Google Chromeのデベロッパーツールか、Safari開発メニューのWebインスペクタでフッターのタグ、コードを探しましょう。
Windowsの方はGoogle Chrome、Macの方はSafariで大丈夫です。どちらでも大差ありません。
デベロッパーツールとSafari開発の使い方【必見WordPress編集のコツ】
※今回編集するのはWordPressの公式テーマ、「Twenty Seventeen」です。
・デフォルトだと「Proudly powered by WordPress」となっていますね。
タグは「site-info」となっています。
(SafariのWebインスペクタの画像ですが、デベロッパーツールでもほぼ同じような画面になります。)
フッターにあるものは大抵【テーマフッター (footer.php)】で編集出来ます。
まずは親テーマの【テーマフッター (footer.php)】のタグ・コードを探します。
・WordPressの管理画面から「外観」→「テーマエディター」→画面右側にある「この子テーマは親テーマ〜のテンプレートを引き継ぎます。」のテーマ名のリンクをクリック。→「テーマフッター」と進んで下さい。
ページ内検索で「site-info」を探します。
【厳選】便利なスクリーンショットとショートカットキー一覧(MacとWindows)
ない。。。
ここではなさそうですね。
「site」と「info」に分けて検索し、それらしき場所を探します。
あった!
「get_template_part」とは、他のファイル(テンプレートパーツ)を呼び出す関数です。
ここで何を呼び出しているかと言うと、次に
'template-parts/footer/site', 'info'
とあります。
最後の「site','info'」を呼び出しています。
ちなみに「site','info'」は「site-info」の事を指しています。
これがどこにあるかと言うと、左から順番に見ていきます。
「template-parts」のディレクトリの中の「footer」ディレクトリの中に「site-info」があるよ!
という事になります。
「template-parts」→「footer」→「site-info」
では早速探してみましょう。
「site-info」でページ内検索をかけると、
ありました!
赤枠で囲った所の(青枠の上の所です。)
'the_privacy_policy_link'
は、「もしプライバシーポリシーがあればフッターに配置しますよ」というコードです。
とりあえず残しておいてもいいかと思いますが、必要なければ消しても大丈夫ですのでご自身の判断で。
子テーマにファイルを追加する方法
・子テーマに親テーマと同じ名称のファイルを追加します。(ここでは【site-info.php】ですね。)
親テーマと同じ構造(階層)にしなくてはいけないので、「template-parts」と「footer」のディレクトリ(フォルダ)も作らなくてはいけません。
各サーバーでのファイル【site-info.php】を追加する場所は、以下を参考にして下さい。
新しく追加するディレクトリ(フォルダ)は赤いマーカー。
新しく追加するファイルは青いマーカーをしておきます。
-Mixhostの場合-
「public_html」→「サイトのドメイン名のフォルダ」→「wp-content」→「themes」→「子テーマ」→「template-parts」→「footer」→「site-info.php」
-エックスサーバーの場合-
「初期ドメイン」→「public_html」→「wp-content」→「themes」→「子テーマ」→「template-parts」→「footer」→「site-info.php」
-ロリポップの場合-
「公開(アップロード)フォルダ」→「wp-content」→「themes」→「子テーマ」→「template-parts」→「footer」→「site-info.php」
ディレクトリ、ファイルの追加方法が分からないという方はこちらの記事を参考にして下さい。
子テーマの作り方の記事ですが、各サーバーでのディレクトリ、ファイルの追加方法を解説しています。
子テーマのファイルにコピーライトのコードを入力する方法
・ファイル【site-info.php】が追加出来たら、以下のコードを追加した子テーマのファイル【site-info.php】にコピペして下さい。
コピペOK
<div class="site-info">
© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.
</div><!-- .site-info -->
もしくは、
コピーライトの文字を小さくしたい場合
<div class="site-info">
<small>© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.</small>
</div><!-- .site-info -->
先ほどのプライバシーポリシーもフッターに配置したい場合は、以下のコードをコピペして下さい。
プライバシーポリシー有り、コピペOK
<div class="site-info">
<?php
if ( function_exists( 'the_privacy_policy_link' ) ) {
the_privacy_policy_link( '', '<span role="separator" aria-hidden="true"></span>' );
}
?>
© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.
</div><!-- .site-info -->
もしくは、
プライバシーポリシー有り、コピーライトの文字を小さくしたい場合
<div class="site-info">
<?php
if ( function_exists( 'the_privacy_policy_link' ) ) {
the_privacy_policy_link( '', '<span role="separator" aria-hidden="true"></span>' );
}
?>
<small>© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.</small>
</div><!-- .site-info -->
「ファイルを更新」をクリックしたら、子テーマでのコピーライトの変更は完了です。
ポイント
【テーマフッター (footer.php)】にコピーライトのコードがある場合は、子テーマのディレクトリ(フォルダ)にファイル(footer.php)を追加し、そこに上記のコードを同じようにコピペすれば大丈夫です。
親テーマのファイルにコピーライトのコードを入力する方法
子テーマでは無く、親テーマで編集する場合は以下のコードをコピペして下さい。
画像青枠の部分のコード(以下のコード)を消して、コピーライトの表記になるよう新しいコードをコピペします。
消すコード
<a href="<?php echo esc_url( __( 'https://wordpress.org/', 'twentyseventeen' ) ); ?>" class="imprint">
<?php
/* translators: %s: WordPress */
printf( __( 'Proudly powered by %s', 'twentyseventeen' ), 'WordPress' );
?>
</a>
-新しいコード-
これをコピペして下さい
© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.
もしくは、
コピーライトの文字を小さくしたい場合
<small>© <?php echo date('Y'); ?> <?php bloginfo('name'); ?>, All rights reserved.</small>
・プライバシーポリシーを消したい場合は、上の画像青枠の部分の上にあるコードを消して下さい。
消すコード
<?php
if ( function_exists( 'the_privacy_policy_link' ) ) {
the_privacy_policy_link( '', '<span role="separator" aria-hidden="true"></span>' );
}
?>
※<div class="site-info">
と</div><!-- .site-info -->
は消さずに残しておいて下さい。
「ファイルを更新」をクリックしたら、親テーマでのコピーライトの変更は完了です。
ポイント
【テーマフッター (footer.php)】にコピーライトのコードがある場合は、上記のコードを同じように【テーマフッター (footer.php)】にコピペすれば大丈夫です。
(以下の画像は、コピーライトの文字を小さくした設定の方です。)
無事コピーライトの変更は出来ましたでしょうか?
テーマによっては最初から自分のサイト名がコピーライトになっているものもありますが、そういったものは有料のテーマテンプレートの事が多いですね。
有料のものだとデザインも良かったり、コードの編集なしでも細かいカスタマイズも出来たりします。
SEOの内部対策もしっかりとしているものも多いですしね。(ものによります。)
僕がこのサイトで使っているのは「WING(AFFINGER5)」というテーマテンプレートです。
カスタマイズもしやすく、SEOの内部対策もしっかりとしているのでおすすめですよ。
販売サイトにアクセスすると「稼ぐ!」というキーワードがやたらと印象的ですが、普通にブログやお店のホームページ、企業のサイトなんかにも使えます。
フッターのコピーライトも最初から自分のサイト名ですよ。(プラグインのインストールはする必要がありますが、一瞬で終わります。)
今日はここまで。
お疲れ様でした。